- Nature & Bioproductionコース
三田 敏治MITA TOSHIHARU
大学院農学研究院 資源生物科学部門

テーマ
ハチ目の多様性
テーマの概要
ハチ類は,ハバチ,寄生蜂,アリ,スズメバチ,ハナバチなどからなる昆虫の中でも特に種数の多いグループのひとつとして知られる。その中でも寄生蜂はとりわけ多様なグループで,昆虫類の捕食寄生者のうち 75–80%を占めると見積もられている。彼らの多くは体長わずか数ミリメートルしかないが、色彩豊かであったり,特異な形態だったりするものが多く,思わず観察している手が止まるような比類ない魅力がある。しかしながら,盛んに研究されているグループや地域は限られている。その種数の多さや形態評価の難しさ,またしばしばサイズの小ささが起因して,その種多様性の実像は今なお見えていない。講義では,寄生蜂を中心としたハチ類の多様性の概要を示し,分類研究の実例や手法,さらに近年の分類学をめぐる議論について概説する。
到達目標
ハチ目を例に,昆虫類の多様性の理解を深める
研究キーワード
分類学,種多様性