FACULTY教員紹介

増村 拓朗MASUMURA TAKURO

大学院工学研究院 材料工学部門

テーマ

鉄を鍛えるナノテクノロジー  ~「窒素」を利用した新合金開発~

テーマの概要

窒素(N)は大気の主な構成元素でありN2分子として存在するが、それを金属材料中に原子状態で分散させることで材料の強度を著しく増大させることが可能である。そのため、近年では窒素を含有する鉄鋼材料が、高耐食性材料、生体用・医療用材料、耐水素環境用材料などとして注目されている。しかし、実用化されている材料においては利用されている窒素の濃度は高々0.3質量%程度にすぎない。本研究では、高Cr鋼やCo合金に対して固相窒素吸収法という熱処理を用いて窒素を添加し、従来得られたことのない1.0質量%以上の超高水準レベルまで濃度を高めた高窒素合金の創製を試みる。それに加えて、ナノサイズの窒化物粒子を析出させる処理によりさらに強度を高める処理も行う。そして得られた材料の強度特性を引張試験により評価し、鉄鋼材料における窒素の役割を理解する。

到達目標

新合金の設計・製造を通してものづくりの重要性と可能性について理解する。

研究キーワード

構造材料工学