FACULTY教員紹介

後藤 栄治GOTOH EIJI

大学院農学研究院 環境農学部門

テーマ

植物の環境サバイバル戦略を読み解いて我々の暮らしに活かす

テーマの概要

植物は、いったん芽を出した場所から逃げられません。だからこそ、暑くなったり寒くなったり、乾いたり雨が降ったり、日なたになったり日陰になったりしても、その場で何とかやり過ごす必要があります。しかも環境の変化は、いつ・どれくらい起こるかがバラバラです。植物は、そんな予測しにくい変化をまるごと受け止めながら、強い変化にも耐えて、必要ならすぐに切り替える――そんな「しなやかな強さ(レジリエンス)」の仕組みを持っています。 本研究では、植物の成長を司る光に着目して、植物の光環境に対するしなやかな応答(レジリエンス)の本質を読み解き、得られた知見を基に農業(作物を強くする)・温暖化対策(高CO2固定植物をつくる)活かせる技術の創出を目指します。

到達目標

以下の4つの達成目標を設ける。 ・環境レジリエンスを説明できる 植物が「変動する環境(光)」に対して、どんな“動き・調節”でやり過ごすのかを、観察する。 ・観察をデータ化できる 植物の光に帯する応答を、時間・角度・開度・移動距離などの指標で記録し、簡単な比較(条件差・個体差)としてまとめられる。 ・原因と仕組みを考察できる 「なぜその反応が起きるのか」を、入力(環境)→反応(植物)→目的(適応)という枠組みで整理し、筋道立てて考察できる。 ・実社会への活用案を提案できる 学んだ仕組みをもとに、農業・温暖化対策のいずれかで、実装できる技術を提案する

研究キーワード

光応答、GFP蛍光、遺伝子組み換え、植物の生産性向上