概要

QFCプライマリー 学ぶ

自分の興味のある講義テーマを選択し受講することで、基礎的な知識・技能の習得を目指す。

選抜
QFCリサーチ 深める

九州大学の研究室で研究活動をして、その成果を発表する。

年間スケジュール

QFCプライマリーについて

コース講座1

各分野系コースの基礎的な知識・技能の習得を目的として、 7・8月に4日にかけてコース講座を開講します。(1日2〜3コマ×4日)

各講座は講義、課題で構成し、リサーチテーマを担当する教員集団がオムニバス形式で実施します。この間、生徒は自身の興味・関心に従ってリサーチテーマを模索する期間となります。

また、受講生間の交流や新たな視点を見出す講座など、コースの垣根を越えた共通講座を開催します。

コース講座2
共通講座:受講生交流講座
共通講座:受講生交流講座でキャンパスツアーを行う受講生

Science & Materials コース

このコースでは、新たな素材・材料を生み出すことやそれらを活用するための技術の発展に興味・関心のある生徒を募集します。私たちを取り巻く社会は、金属・セラミックス・生体材料など、実に様々な素材や物質によって支えられています。このコースでは、資源素材の開発、金属・ダイヤモンドの生成・合成などの素材製造プロセスを始め、レーザ・放射光・電子線による物質合成と結晶解析法や高分子・医療用素材の応用開発などを例に、様々な無機材料・有機材料の製造と応用技術を通して、物質が「より良い社会」を構築するためにどのように応用されているのか、について学んでもらいます。

Energy & Sustainability コース

このコースでは、様々な技術を駆使して地球環境の保全や持続可能な社会の実現に興味・関心のある生徒を募集します。現在の地球環境問題は、様々な要因が絡み合い複雑なため、複数の手法を組み合わせて総合的に解決を試みることが重要です。このコースでは、その手法の一端を担う、無駄に捨てられている熱を電気エネルギーとして回収することのできる熱電発電材料や電気抵抗をゼロにする超伝導体の研究や、都市・建築・住環境の省エネルギー化に向けた先進設備やそのデザインの研究などを通して、地球と地球の生命を守りながら快適で持続可能な人間社会の構築について学んでもらいます。

Information & Machine Learning コース

このコースでは、昨今のデジタル社会の基盤となる電気・通信技術や数理・データサイエンス・AI技術の深化に興味・関心のある生徒を募集します。我が国が目指す高度なデジタル社会の実現のためには、様々なデータを連携・統合し、データの新たな利用法・価値を創出することが必要です。このコースでは、そのために必要な、データを送受信するために必要な基盤となる電気・通信技術はもちろんのこと、データや情報を適切に発見・抽出するとともに、社会課題の解決に向けて有用な形に分析・解析する数理・データサイエンス・AI技術について学んでもらいます。

Biotechnology & Bioresourceコース

このコースでは、生物の生命活動に関する原理・現象・反応を理解し、それらを活用して人類の健康や福祉、さらにそれを取り巻く環境の改善に貢献する熱意を持った生徒を募集します。現代社会は、私たちの生活を支える多くのものを生物資源と自然環境から得ています。しかし、これらの資源は無限に活用できるものではなく、持続的な利用方法を確立することが重要です。このコースでは、限りある生物資源を持続的に活用するために、生体物質・細胞・組織・個体といった多層的なレベルで生命現象について学びます。また、最新のバイオテクノロジーを駆使して、生物資源を有効に活用する方法についても学んでもらいます。

Nature & Bioproductionコース

このコースでは、森林・緑地・水圏・農地におけるさまざまな生命活動や自然の仕組みを解き明かすとともに最新のテクノロジーを活用して持続的・効率的な生物資源の生産を推進し、人類と地球環境が豊かに共存できる社会をつくることに興味・関心のある生徒を募集します。現在の私たちの生活は、食料や生活資材の供給を支える豊かな資源と、それらを育む自然環境によって支えられているといっても過言ではありません。このかけがえのない資源と環境を次世代へ引き継ぐためには、生命活動を深く理解し、科学的根拠に基づいて生物資源を賢く守り、育てる「知恵」が必要です。このコースでは、生態学、森林科学、水産学、昆虫学、分類学、作物学、植物病理学といった基礎分野から、生産環境学、環境工学、DXを推進する農業情報工学まで幅広くカバーし、生物と環境ついて学んでもらいます。

Life Science & Health Care コース

このコースでは、生物が営む生命現象のメカニズムを解き明かし、医療や創薬の発展、人々のウェルビーイングを実現することに興味・関心のある生徒を募集します。人間生活の基本である「生きる」、「食べる」、「暮らす」を豊かにすることは、個人や社会のより良い状態を生み出すことにつながります。このコースでは、人の心の問題、人と人のつながりを活性化するコミュニケーションの原理や再生医療の実用化を目指す先端医療の開発、あるいはその原理を探求する人の体を形造るメカニズムの解明など、健康・医療だけでなく、自然科学や人文科学および社会科学を包含する学びを提供します。

Design & Media コース

このコースでは、人間や社会の特性の科学的な理解に基づいて、私達の身の回りに存在する様々な「モノ・コト・仕組み」をデザインすることに興味・関心がある生徒を募集します。今日、IT技術の進歩とそれがもたらす新しい文化の形成、生産や流通の革新、生活様式の多様化、地球規模での環境問題など、設計やデザインを取り巻く状況は日々発展し続けています。このコースでは、人間や社会の特性を科学的に分析・理解し、最先端の科学技術を活用して、人間がより豊かで幸福な生活を送ることができるような生活環境や情報空間(メディア)をデザインすることに関するテーマに取り組みます。具体的には、人間が持っている運動機能,視覚,聴覚の特性を科学的に評価・分析する方法を学ぶ一方で、私達の社会や日常生活に潜む問題を発見し、解決策をデザインする方法について、実践的に学んでもらいます。

Interdisciplinarity & Identity コース

このコースでは、文系・理系という従来の枠組みにとらわれることなく、幅広い分野に関心を持つ意欲的な生徒を募集します。グローバル化が急速に進展する現代において、環境問題や食糧問題、人権問題、経済的・技術的な格差など、国や地域を超えた地球規模の課題が次々と生まれています。同時に、教育、文化、言語、法律、政治といった分野では、それぞれの地域や国家が独自の特色や価値観を有しています。さらに認知科学や環境学のように、文理の垣根を越えた総合的な視点が求められる課題も数多く存在します。このような複雑で明確な答えのない課題に立ち向かい、解決の糸口を探るため、このコースでは自然科学・社会科学・人文科学を融合的に学び、広い視野と柔軟な思考力を養います。加えて、そのように様々な分野に触れていくことで、大学で何を学びたいのか、自分はどのようにして生きていきたいのか、にかかわる自らのアイデンティティの形成にも大きく寄与することを目指しています。

QFCリサーチについて

最先端の科学に関して九州大学の研究室で実験器具等を活用した実験・実習を行い、研究室の一員となってリサーチテーマを主体とする個別研究活動を行います。

約11ヶ月のコースで、平均月1回程度、大学の施設や設備を使って研究を行います。
QFCリサーチの後半では、リサーチテーマが掲げる到達目標(学会発表や論文執筆など)を達成するための研究成果のまとめに取り組む活動を中心 に実施します。

またリサーチの最後には、関係者(教職員・大学 院生、連携機関関係者、高校教員及び受講生の保護者等)を対象とする公聴会(研究成果公聴会)で研究発表を行います。

リサーチ共通講座にて、沖縄科学技術技術大学院大学の方からプレゼンテーションの方法について英語で学ぶ受講生
リサーチ共通講座(アントレプレナーシップ講座)にて、グループワークを行う受講生

アドミッションポリシー

【求める人材像】

新たな社会をデザインするために、現代社会の複雑な課題を自ら発見しようとする意欲を持ち、将来にわたり科学及び科学技術の発展に寄与する人材を育成するに当たり、次の資質を持つ人材を求める。

(a)QFCプライマリーの修了条件を満たし、分野系で研究を遂行するために必要となる論理的思考力、基礎的な知識・技能を身に付けている。

(b)専門性の深化に挑戦しようとする知的好奇心を持ち、研究の意義や目的を十分に理解し、世界レベルの研究を志すことができる。

(c)リサーチテーマの研究分野について、持ってる知識を適用する応用力があり、研究遂行についての研究計画や研究方法の概要を説明できる