- Biotechnology & Bioresourceコース
北岡 卓也KITAOKA TAKUYA
大学院農学研究院 環境農学部門

テーマ
木でつくる先端医療材料
テーマの概要
森林は、地球の気候・水・生態系を支える「生命のインフラ」です。樹木細胞の内部には、髪の毛の数千〜数万分の1という極細のセルロースナノファイバー(CNF)が存在し、軽量・高強度・安全性・生分解性といった特性から、車体材料、化粧品、食品添加剤、海洋分解性材料など幅広い分野で応用が進んでいます。近年、このCNFが幹細胞のふるまいを制御したり、免疫細胞の応答を変化させたりすることが明らかになりつつあり、医療材料としての可能性が急速に注目されています。人工的には再現できない天然多糖のナノ構造が、どのように細胞と対話し、生命機能を引き出すのか?木がもたらす新たな可能性をのぞいてみましょう。
到達目標
天然多糖の構造と機能を学び、特にナノメートル(10億分の1メートル)サイズのCNFのナノ構造がどのように動物細胞に働きかけるのかを理解します。さらに、実験で得られた結果を自ら考察し、他者にわかりやすく説明できる力を身につけることを目指します。最終的には、研究成果の学会発表や論文発表にも挑戦します。
研究キーワード
天然多糖、バイオマテリアル、バイオメディカル